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Channel: 三井健聖の野球生活
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2017秋季一次予選組合せ


NHKクローズアップ現代+

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昨日、NHKのクローズアップ現代+で高校野球の話題を取り上げていた。

 

「高校野球の“怪物”たち 最多本塁打はなぜ」

 

今夏の甲子園で総本塁打記録が更新された要因を探る内容だったが、要約すると

 

ウェイトトレーニングと食事の大量摂取で選手の体を大きくし、打順やシチュエーションに関係なくフルスイングするチームが増えたこと

 

と結論づけていた。

 

これはここ10年ほどの傾向であり、大阪桐蔭が甲子園で勝ち進むようになったのが原因だろう。

 

1.打ちやすい球を待っても、ひと振りで仕留める技術がない

2.高校野球はストライクゾーンが広いので、追い込まれてから打つのがかなり難しい

3.フルスイングすれば、たとえ空振りでも、投手にプレッシャーを与えられる

 

このような理由から、うちの高校生にも初球からしっかりスイングするように指導しているが、“1人のプロ野球選手と1000人のメタボ患者”をつくるような食事の大量摂取は勧められないな。

 

将来苦しむのは本人だし、国にとってもよくない。

 

さて今回、現場では5年以上前から常識だったことがゴールデンタイムのNHKで放送されたということで、この流行の終了をお知らせします

 

トップチームほど他と同じことをやっていては勝てないことを知っているからね。

ペッパー(トスバッティング)

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この映像は2001年春にロイヤルズのキャンプで撮影したもの。

 

このように、【ペッパーゲーム】とは打ち手が胡椒(ペッパー)をふりまくように複数の投げ手に順番にボールを打ち返す練習である。

 

これが日本では【トスバッティング】と呼ばれ、ほとんどの場合1対1で行われる。

 

練習のウォーミングアップ種目としてはもちろんのこと、プロと違って試合前にフリー打撃ができないアマチュア野球では、実戦前の貴重な打撃練習となるから、以下のようなやり方が理にかなっていると考える。


 

<考え方>

フリー打撃のように構えて腰を90度も回して打つと下半身の力が使えてしまい打球が強くなってしまうので腰は回さない。

しかし、上半身は実打撃と同じように使って実戦の予行練習としたい。

だったら、下半身は最初からミート時のように投げ手に正対させて(おへそを投げ手に向けて)おいて、体幹の“割れ”も使って肩の動きでバットを操作したい。

腰は回さないが下半身を遊ばせておきたくないので、両足間で体重の移動は行いたい。

 

<やり方>

1.まず、ミート時の姿勢をつくる

2.腰の向きを変えないで足を揃える

3.腰の僅かな動きと体幹の“割れ”で肩を入れてから

4.胸とおへそが共に投げ手に向いた状態でミートする

5.膝は軽く曲げてスイングに合わせて体重を右足から左足へ移す

 

この動画ではフォロースルーが小さいことで違和感を持たれるかもしれないが、手首を返さずに上半身の形やバットの角度を確認したいという個人的な意識の表れなので、気にしないでもらいたい。

 

これに加えて、YouTubeに上がっているものでは今宮選手のペッパーを参考にしたい(0:40~)↓


 

腰を投げ手に正対させて肩の動きでバットを振っている今宮選手と、腰も肩も開かずに腕だけでバットを振っている本多選手があまりにも対照的で興味深い。

 

 

 

本多選手には本多選手なりの理屈があるのだろうから関知しないが、ここでは今宮選手のやり方をお薦めする。

 

最後に守備側の動きとしては両選手共に素晴らしいのでぜひマネしてもらいたい。

 

動きの止まらない足、グラブ捌き、握りかえ。

 

ペッパーが打撃だけでなく守備の基礎練習でもあることを教えてくれる。

大三角公園

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先日、野暮用で浦安に行ったので、久しぶりに大三角公園に寄ってみた。

 

場所は“夢と魔法の王国”がある「舞浜」

 

ここには、小学校3~6年生の4年間を浦安で過ごした僕が、野球の楽しさを覚えた球場がある。→記事「小学校」

 

 

「おおさんかくこうえん」と読む。

 

 

ホームからセンター方向を眺めると京葉線の高架が見えるが、当時はこれが途中で切れていた。

 

 

センター後方の様子。

 

今では高いネットがフィールドを囲い、ボールカウント表示もあるが、当時は何もなく外野の段差がホームランラインだった(ネットの後ろに見えるやつ)。

 

ただ、段差で跳ね返ることは稀なので、外野を抜けた打球はほとんどエンタイトル・ツーベースになったと記憶している。

 

 

当時ライト後方にあった小高い土手はなくなっている。

 

 

レフトポール後方のヤシの木?は健在。

 

 

一塁側で当時と変わらないのはベンチの骨組みだけ。

 

スコアボード、応援席、高く上げたネット、住宅街などは、僕にとっては蜃気楼のよう。

 

 

三塁側を当時の写真と比べてみると・・・

 

Jr.Sundays02

 

ベンチ後方の松の木の成長ぶりが時の流れを感じさせる。

 

小学校卒業と同時に浦安から転居したのがディズニーランド開園一ヶ月前のこと。

 

ミッキーさん達がもうすぐ開園35周年を迎えるということは、もう35年も昔の話だ。

 

しかし、当時の小さな成功体験や、そのためにもっと練習したいという向上心や、野球ができる週末が待ち遠しいというワクワク感が、今も僕の【野球生活】を支えている。

 

若い頃、行き詰まったり心が折れそうになったりした時は、いつもここに来て自分のルーツを確認した。

 

なぜ今、自分が野球に打ち込んでいるのか、なぜそのことに価値があるのか再確認できて、勇気が湧いてきたものだ。

 

結婚し娘が生まれてからは、数年に一度、用事のついでに立ち寄るようになったのだが、来るたびに、その時自分が置かれている状況がどんなものであっても、その意味を理解することができる。

 

そして、これまで自分の人生に係わってきた多くの人たちや仲間への感謝の気持ちを感じざるを得ない。

 

心が整って前向きになれる。

 

こういう場所は誰にでもあるのだろうか?

 

とてもありがたいことだと思う。

2017シーズン終了

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玉川学園は中間テスト最終日の今日からオフシーズンの練習がスタート。

 

今年は10月の長雨で試合数が少なかったので、今月中はスクワードゲームなどの実戦練習を続けていこうと思う。

 

さて、【チーム2018】のこれまでの対戦成績は7勝8敗2分

 

勝負にこだわる姿勢が徐々に出てきたので、来年に期待したい。

 

今季最後のダブルヘッダーで6安打した近藤(1年)

ALL OF YOU

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先日、うちのカミさんがカラオケで僕の知らない曲を歌いましてね。

 

 

杏里の「ALL OF YOU」

 

1986年のアルバム『MYSTIQUE』に収録されていたそうだが、シングルカットされたのは1994年になってからだし、歌詞や曲調が変わってしまったうえにあまり売れなかったから、知らなかったんだな。

 

まあ聴いての通り、ニューヨークで夢を追っている彼と別れて帰国する女性の心情を歌ったラブバラードなんだが、吉元由美のその歌詞に感じるものがあった。

 

あぁ 摩天楼の灯は 幾千もの涙の屑
赤いPassport ぎゅっと握って
高鳴る胸の音 聞いていた

あぁ あなたがこの街 見果てぬ夢賭けるのなら
私淋しさを 越えて帰るわ
遠くで抱いていてね

All Of You 切なさがつのるほど
愛は美しく燃えて あぁ 人生に出逢う

流れる時間に あなた心負けないよう
くちづけを刻んで…

もう 送らなくていい 私運ぶ翼やがて
星に消えてゆく 幻になる
燃える想いを闇に滲ませ

あぁ 夢に破れても その輝き失くさないで
ぬくもりの深さ 忘れやしない
信じているわ ずっと

All Of You 淋しさより愛した
喜びを生きてゆくわ あぁ あなたのすべてを
儚く髪を くぐる指先に街の灯
抱きしめて 永遠に…

All Of You 切なさがつのるほど
愛は美しく燃えて あぁ 人生に出逢う

流れる時間に あなた心負けないよう
くちづけを刻んで…

 

特に赤字のサビの部分。

 

愛情を注いだこと(僕にとっては野球なのだが)が、なかなかうまくいかない時がある。

 

それでも好きだから損得抜きに向き合える。

 

そして、向き合って悩ましい日々を送ることで“人生に出逢う”って。

 

あー、いい言葉だわ。

 

隠れた名曲だな。

内角打ち

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バッターは本能的に内角の球に詰まらされることを嫌う。

 

ドン詰まりの打球を打って木製バットを折ることほど惨めな経験はないからだ。

 

金属バットでも、あの詰まった時の感触と弱々しい打球は屈辱以外の何物でもない。

 

しかし、内角を意識しすぎて外角が見えなくなればバッテリーに簡単に料理されてしまうから、一日も早く内角打ちのコツを覚えて、いつでも内角球に反応できるようにしておきたい。

 

内角に自信を持つことで生まれる打席での心理的余裕はとても大きいものだから。

 

それでは、まずお手本を見てみよう。

 

 

この動画に映っているバッターは何れも、グリップをずらしてバットの芯をボールに合わせている。

 

 

(1)バッターAのように、真ん中のボールを芯で捉えるバットの出し方では、内角球に詰まってしまう。

(2)バッターBのように、詰まらないように前で打つと、芯には当たるがファールになってしまう。

(3)ファールにしないように芯で捉えるには、バッターCのように、できるだけバットを前に出さず、グリップをずらして芯をボールに合わせるしかない。

 

このグリップをずらす動作は、「腕をたたむ」「肘を抜く」「グリップを抜く」などの言葉で表現されるが、“シュート打ちの名人”山内一弘氏は「切腹する感じで肘を抜く」と言っていたそうだ。

 

グリップを体から離さず左脇に抜いていくのだ。

 

次回はこのグリップをずらす動作の練習を紹介する。

内角打ちのバットコントロール

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内角球を打つために、ペッパー(トスバッティング)でグリップをずらす動作を練習する。

 

内角に投げられたボールを、真ん中のボールと同じように、まっすぐ投げ手に打ち返す。

 

ヘッドを走らせる(バットを前に出す)と、前回記事「内角打ち」バッターBのように引っぱってしまい投げ手に打ち返すことができない。

 

バッターCのように、バットを体から離さずにグリップをずらして芯をボールに合わせ、まっすぐ投げ手に打ち返す。

 

コツは、肩の動きによって振り出されたバットが体から離れて行かない(ヘッドが走らない)ように、トップハンドでブレーキをかけること。

 

通常のスイングでは、ヘッドを走らせるためにトップハンドで押しているから、反対のことをしようとしてもなかなか上手くいかない。

 

内角打ちが難しい理由はここなので、根気よく練習してもらいたい。

 

これができるようになったら、真ん中と内角に交互、またはランダムに投げてもらい、どちらもまっすぐ投げ手に打ち返せるようにする。

 

これもできれば、この練習は修了だ。

 

 


上がる曲(個人的に)洋楽編

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1月22日の大雪と記録的な低温でグランドは凍ったまま使えず、野球部はグランド外での練習が続いている。

 

そういえば4年前にも同じような冬があった。

 

→記事「記録的大雪」

 

こんな時こそ「今やるべきことを地道にこなしていかなければならない」わけだが、モチベーションを保つために音楽の力を借りるのもいいのでは。

 

ということで、僕の野球生活を支えてきた名曲を紹介する。

 

古いものばかりだが、今でも練習に向かう車中で聴いている曲だ。

 

アラフィフ限定の備忘録なのであしからず。

 

では早速、洋楽編から。。。

 

 

まずは Van Halen 「Jump」

 

中学の時、部活の開始を告げる放送がこれだった。

 

映像は別として(笑、当時映像は見たことがなかった)、とにかくやる気が出るのだ。

 

小学生の娘も気に入っていたから(驚)、時代を超えた名曲なんだな。

 

ちなみに、部活終了の放送はこの曲↓

 

 

中1の頃は毎日走ってばかりだったから、この曲が流れた時のやっと終わった感は懐かしい。

 

では次。。。

 

 

Mariah Carey 「Hero」

 

Look inside you and be strong

And you'll finally see the truth

That a hero lies in you

 

ヒーローはあなたの中にいるのよぉ~

 

最後。。。

 

 

The Eagles 「Get Over It」

 

ノリのいいメロディに“乗り越えろ”の連呼。

 

それでいい。

 

次回、邦楽編につづく。。。

 

上がる曲(個人的に)邦楽編

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さて、邦楽編。

 

まずはこれ。。。

 

 

渡辺美里 「My Revolution」

 

歌手・渡辺美里、作曲家・小室哲哉、両氏の出世作。

 

高校入学直前の春休みに初めてアルバイトをした時(記事「思い込み」)、口ずさんでたなぁ。

 

あの時も大雪が降ったっけ。

 

“夢を追いかけるなら たやすく泣いちゃだめさ”

 

“自分だけの生き方 誰にも決められない”

 

この青臭い感じがよかった。

 

では次。。。

 

 

今井美樹 「PIECE OF MY WISH」

 

彼女の声は優しいというか耳につかないというか、疲れた時に聴きたくなる。

 

トレーニングで疲れ果てて、部屋でひっくり返っている時によく流していた。

 

癒し系ですな。

 

最後。。。

 

 

レミオロメン 「もっと遠くへ」

 

“君と出会えて 僕は弱さと 初めて向き合えた”

 

“あらゆる全力を尽くして行くのさ もっと遠くへ”

 

全体的にちょっと言葉詰め込みすぎの感はあるが、まあいい。

 

次回、インスト編につづく。。。

上がる曲(個人的に)インスト編

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今回はインスト編。

 

最初は何といってもこれ。。。

 

 

James Last 「Vibrations」

 

フジテレビ・プロ野球ニュースの人気コーナー「今日のホームラン」のBGM。

 

この動画は往年の名選手のホームランを集めて編集してあるが、まさにこんな感じだった。

 

詳しくは過去の記事「Spring Fling / James Last」で。

 

では次。。。

 

 

T-SQUARE 「TRUTH」

 

フジテレビのF1中継テーマソング。

 

スピードが出ます。

 

最後。。。

 

 

春畑道哉 「JAGUAR'13」

 

これもフジテレビ、2013年プロ野球中継テーマソング。

 

最近の曲だが、なかなかよい。

 

次回、テレビ編につづく。。。

上がる曲(個人的に)テレビ編

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では、テレビ編。

 

まずは、これ。。。

 

 

99 Harmony 「君は何かができる」

 

日本テレビのアニメ「キャプテン」のオープニングテーマ。

 

中学野球部を題材にしたアニメ番組で、当時中1だった僕にはジャストミート。

 

10年前くらいに出た DVD BOX は大人買い。

 

エンディングテーマの「ありがとう」もいいのだ。

 

 

次は。。。

 

 

麻倉未稀 「ヒーロー」

 

TBSの学園ドラマ「スクール☆ウォーズ」のテーマソング。

 

燃えるね。

 

もうひとつ。。。

 

 

TM NETWORK 「Get Wild」

 

日本テレビのアニメ「シティーハンター」のエンディングテーマ。

 

毎回、リョウやカオリの台詞にイントロを被せてくるのがよかった。

 

“誰かのために生きられるなら 何も怖くはない”

 

最後。。。

 

 

スガシカオ 「Progress」

 

NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル」のテーマソング。

 

この番組は毎回録画していて、時々高校生にも見せている。

 

“あと一歩だけ、前に 進もう”

 

次回、映画編につづく。。。

上がる曲(個人的に)映画編

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では映画編。

 

映画のサントラで“上がる”といえば、「ロッキー」「トップガン」

 

まずは「ロッキー」のサントラから一曲。。。

 

 

「The Final Bell」

 

「ロッキー」のテーマといえば「Gonna Fly Now」だが、僕的に上がるのはこちら。

 

動画の後半の曲。

 

勝利の瞬間をイメージしながら聴くのです。

 

一方、「トップガン」のサントラからはこの曲。。。

 

 

「TOP GUN ANTHEM」

 

「トップガン」のサントラはどれもご機嫌な曲ばかりだが、本番前にゆっくり気持ちを上げていくにはこれ。

 

前日のパーティーでナンパしたケリー・マクギリスが教官として現れた時、気まずそうにレイバンをかける訓練生のトム・クルーズ。

 

僕よりちょっとだけハンサムなので悔しい。

 

次回、完結編につづく。。。

上がる曲(個人的に)完結編

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とうとう完結編。

 

この曲です。

 

 

USA for Africa 「We Are The World」

 

1985年にリリースされた、アフリカの飢餓・貧困救済のためのキャンペーンソングで、全世界で大ヒット。

 

マイケル・ジャクソンライオネル・リッチーの共作。

 

人種やジャンルを越えてアメリカの一流歌手が一堂に会したレコーディング風景は圧巻。

 

当時僕は中3で、家にレコードがあった。

 

その頃は「いい曲だな」「シンディ・ローパー目立ってるな」くらいの感想だったが、今映像を見るとマイケルのスター感とスプリングスティーンの存在感がすごい。

 

そして、何といってもアメリカという国の持つ多様性に圧倒される。

 

今で言う“ダイバーシティ”だが、一流歌手たちの懐の深さというか、愛の大きさがすごい。

 

楽曲もすばらしく、みんな歌が上手い(笑)ので、聴いていて気持ちいいし、世の中にできない事なんてないんだと前向きになれる。

 

最高の一曲だ。

 

We are the world, we are the children
We are the ones who make a brighter day
So lets start giving
There's a choice we're making
We're saving our own lives
Its true we'll make a better day
Just you and me

僕らは世界とひとつ、僕らは子供
僕らこそが 輝ける明日を作り出せるんだ
だから与えることを始めよう
僕らの選択が創りだす
それは自分たちの人生を救うことで
それこそが真に良い日々を作るんだ
君と僕からはじめよう

投球肩を直線的に動かす

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投手でも野手でも、狙った所にコントロール良く投げようと思ったら、両肩の動きに注意してみよう。

 

手順は以下のとおり(右投げの場合)。

 

1.投げる前に左肩を目標に向けてから、

2.右肩を目標に向かって直線的に動かし、

3.左肩があった場所に右肩を通す。

 

感覚的に言うと

 

「半身の構えから左肩と右肩を入れ替える」

 

ということになる。

 

ボールが(右・上方向に)抜けたり、(左・下方向に)引っかかったりしてコントロールが定まらないのは、右肩が直線的に動かず遠回りしたり、その分の遅れを手先で修正しようとしたりするためだ。

 

手や腕を脱力し、両肩の動きに気をつけて投球の精度を上げよう。

 

大谷翔平(真正面)

青線上の赤点が回り始める前の左肩の位置。右肩が遠回りせず左肩の位置を通ってリリースしている。右肩の通り道を作るために頭や左肩をかわしていることもわかる。

 

赤線のイメージで直線的に右肩を動かす(捕手に背中を見せてから回り始めるので、実際は少し弧を描くことになる)。

 

ノーラン・ライアン(ほぼ正面)

 

ジャスティン・バーランダー(真正面)


2018春季一次予選組合せ

大谷翔平の活躍に思うこと

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オリンピックが終わったら、スポーツニュースは野球ばっかりだね。

 

ほんと日本人は野球大好きなんだな。

 

あ、俺もか。。。

 

ということで、目下の話題は大谷翔平。

 

まず初登板初勝利のニュースがあったが、相手がアスレチックスと知って「そーですか」という感じ(オークランドはここ数年アメリカンリーグ西地区で最下位に甘んじている)。

 

しかし、打者として2日後に初ホーマー、次の日に2戦連発、その次が3戦連発と来たから驚いた。

 

 

YouTubeで確認してみて気になったことは2つ。

 

1つ目はステップが変わっていた。

 

オープン戦では昨年同様前足を高く上げるステップだったが、開幕するや否や、チームメイトの強打者プホルスがやるようなつま先を地面につけながら前足を内旋させるステップに変えていた。

 

 

メジャーの投手にタイミングを合わせる為に実績ある選手のテクニックを取り入れて、すぐさま自分のものにしてしまう器用さは天性のものなのだろう。

 

2つ目はインパクトだが、ホームラン3本のスイングを見てみると、いずれも肩を開かず両腕が伸びきったところでボールをとらえている。

 

つまりヘッドスピードが一番速くなるところで打っているので飛距離が出る。

 

これは“パワーV”と言って、昔はこの状態でインパクトしなさいと言われていた。

 

↓1本目

 

 

↓2本目

 

 

↓3本目

 

 

しかし、このやり方はインパクトゾーンが狭く緩急に対応しずらいので、コンスタントにボールを芯でとらえるには相当な練習量が必要だ。

 

並みの選手なら、甘いコースの速球でも打ち損じることが多くなるだろうし、内角の速球や速い変化球にはまず対応できないだろう。

 

三振も多くなる。

 

研究熱心で器用な大谷選手が、肩を開いて後の腕を伸ばし切らずにインパクトする一流選手を間近で見て、自分のスイングをどう変えていくのか、もしくは変えていかないのかは興味のあるところだ。

 

もしこのままなら、彼の身体能力を以ってしても“一発のある平凡な打者”になってしまう可能性が高いので、おじさんは心配だ。 現在.389、3ホーマー・・・大きなお世話か

野球生活的MLB.com

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近年、メジャーリーグの情報はオフィシャルサイトのMLB.comで入手できるが、そのビデオコーナーが充実している。

 

最新の高画質映像が次から次へと自動再生されるので、野球生活のティータイムにはもってこいだ。

 

しかも、世界最高峰の現場で起こっていることは教訓に富んでいるので、セオリーの確認と新たな発見ができる。

 

次回から不定期でこの作業を読者と共有していきたい。

 

ちなみに、MLB.comのビデオは直接貼れないから、こんな風にリンクを貼るよ。

 

クリックしてビデオ再生↓

外野手の背走時の切り返し

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「Pollock keeps no-no alive in 7th」 from MLB.com

 

クリックしてビデオ再生↓

 

2009.5.3「外野手その7」で書いた外野手の背走時の切り返しの好例。

 

センターのA.J.ポロックは最初右側に体を切って左肩越しに打球を見ながら背走するが、予想以上に打球が左に切れると見るや、一旦目を切ってから右肩越しに打球を見直し、最後は見事なダイビングキャッチを決める。

 

目を切らずに逆回りで切り返していたら減速は避けられないので、おそらく打球には追いつけなかっただろう。

 

基本に忠実な好プレーだった。

第3アウトと得点

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「Calhoun robs a home run」

 

クリックして再生↓

 

ロサンゼルス・エンゼルスのコール・カルフーンがホームランをもぎ取るファインプレーのビデオだが、その後のプレーに注目。

 

1アウト2・3塁からのライトフライで3塁ランナーはタッチアップするが、2塁ランナーはタッチアップせずに走ってしまっていて帰塁を諦めている。

 

ボールは2塁に転送されダブルプレーで攻守交代になるが、ショートが2塁ベースを踏むより僅かに早く3塁ランナーがホームを踏んでいたので、得点が認められた。

 

第3アウトがフォースアウトでない場合は、他のランナーのホームインの方が早ければ得点になる。

 

この場面では、3塁ランナーがチンタラ走っていたので、エンゼルスのショートがもっと早くベースを踏んでいれば、ヤンキースの得点は認められなかった。

 

3塁ランナーがいる時の第3アウトに絡むプレーは、攻撃側も守備側も速やかに行うことを心がけたい。

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