Quantcast
Channel: 三井健聖の野球生活
Viewing all 384 articles
Browse latest View live

ダイビングキャッチとスライディングキャッチ

$
0
0

5月4日(現地日付)に生まれた外野手のファインプレーを4つ紹介する。

 

「Benintendi's superb diving grab」

クリックして再生↓

 

「Reddick's amazing diving grab」

クリックして再生↓

 

「Delmonico's sliding catch」

クリックして再生↓

 

「Soler's terrific sliding catch」

クリックして再生↓

 

野球のルールでは飛球が地面に落ちないうちに捕球すれば打者をアウトにできるので、外野手は飛球の落下地点を予測しながら全力で走り、必要とあらば体を投げ出してでもボールをグラブに収める。

 

このめいっぱいのプレーが上2つのダイビングキャッチ

 

一方、ダイビングするまでもないが、フェンスとの衝突を避けるために足から滑ったのが下2つのスライディングキャッチ

 

この2つのプレーの用途については過去の記事で確認してほしい。

 

2012.8.2「スライディングキャッチ(1)」

 

2012.8.7「スライディングキャッチ(2)」

 

2012.8.19「スライディングキャッチ(4)」

 

どちらも勇気と冷静な判断が要求される、外野手としては必須のプレーだ。


フライの優先順位

$
0
0

Statcast: Martin's 4-star catch

 

クリックしてビデオ再生↓

 

デトロイト・タイガースのセンター・マーティンの俊足を生かしたファインプレーだが、レフト・ジョーンズとの阿吽の呼吸に注目したい。

 

両選手ともフライの落下地点に向かって全力で走り、ギリギリのところで捕球できる状況にある。

 

お互いに余裕がないので、声を掛け合うことは難しい。

 

しかし、最終的にはジョーンズはグラブを引っ込め、マーティンが捕球した。

 

デトロイト3年目のジョーンズと今年から移籍してきたマーティンが隣同士で守るのは、まだ30試合程度にもかかわらず、交錯やお見合いすることなく、この難しい打球を処理できたのはなぜか?

 

それは優先順位のルールがあるからだ。

 

【フライの優先順位】

1.センター

2.レフト、ライト

3.ショート、セカンド(二人の間でも優先順位を決めておく)

4.サード、ファースト

5.キャッチャー

6.ピッチャー

 

複数の選手がフライに対して捕球体勢に入った場合、この優先順位で捕る選手を決める。

 

たとえ先に声を出したり落下地点に入っていても、自分より優先順位の高い選手の声が聞こえたら即座に譲らなければならない。(わかりやすい例があったので、YouTubeの動画を貼っておく↓)

 

 

冒頭のビデオの場合、優先権のあるセンターのマーティンはボールだけを見ながら落下地点に突っ込み、レフトのジョーンズはマーティンの守備範囲の広さと優先順位が頭に入っていたので、彼が視界に入った途端にグラブを引っ込めたわけだ。

 

このルールを徹底することで、二人が同時に声を出したり、声を出せないようなギリギリのプレーでの交錯やお見合いをなくすことができる。

グリップの脱力

$
0
0

「Mauer's game-tying RBI single」

 

クリックしてビデオ再生↓

 

ミネソタ・ツインズのスター選手ジョー・マウアーが大谷翔平の勝ち星を消す同点タイムリーを放った場面だが、スイング前のグリップに注目。

 

トップハンドの左手を開いて投球を待っているのがわかる。

 

2015.11.14「グリップを消す」で書いた通り、グリップの脱力が打撃の結果を左右することを知っている強打者たちは、思い思いの方法でそれを獲得している。

 

バットを揺らさず斜めに傾けて構える彼は、トップハンドを開くことによってグリップが硬くなるのを防いでいるのだ。

 

ジョー・マウアーといえば、195cmのビッグ・ガイでありながらシンプルかつコンパクトなスイングで、これまでに3度も首位打者を獲得した一流選手。

 

先月、通算2000本安打も達成している。

 

そんな選手があんなわかりやすい方法でやっていることを見逃してはならない。

落合博満「打撃の極意」について

$
0
0

今回は、Facebookで知り合ったマニア(笑)の方から、毎日放送「戦え!スポーツ内閣」第63回で落合博満氏が語った「打撃の極意」について見解を求められたので、ちょっと書いてみる。

 

まず、マニア氏のメールによると、番組で落合氏が語った要点は以下の通り。

 

1.構えた肩は動かすな。

2.コック、ヒッチを使ってスイングに移る前の予備動作を入れろ。

3.バットを引き出すには手を使え、下半身主導はダメ。

4.インパクト後、前足の膝を緩めろ(前の壁を作るな)。

 

YouTubeにある動画を見ると、落合氏がバットを持って実演しながら説明している。

 

落合氏といえば、2年連続を含む3度の三冠王を達成した超一流バッターで、間違いなく日本球界のレジェンドの一人。

 

僕ら世代(アラフィフね)なら、あの神主打法をマネたことは一度や二度ではないでしょう。

 

だから、結論から言うと、そんな落合氏の言葉はすべて正しい

 

その言葉通りやって三冠王になったんだから、正解なのだ。

 

しかし、忘れてはならないことが一つある。

 

それは、落合氏にとっての正解が必ずしもみんなの正解ではないということ。

 

そして、このことを僕の母校の大先輩である榎本喜八氏は生前、次のように示唆していた。

 

「ロボットが違うんですから。」※

 

人によって目標、性格、プレースタイル、練習環境、身体能力などが違うのだから、やり方も色々ということだろう。

 

これを踏まえたうえで、次回から上の要点について一つずつ見解を述べていこうと思う。

 

やっぱりちょっとじゃ終わらなかった。。。

 

※『豪打列伝』(1986年、文春文庫ビジュアル版)151頁から引用(前後の文章も以下に引用)

 

 榎本の言葉はときどき、理論の結び目が見えなくなって、こちらはあわててしまう。あるいは、榎本独特の言葉の使い方があって、しばしばとまどう、といってもいい。たとえば、いまやプロ野球界で打撃の職人ナンバー1、オリオンズの後輩でもある落合博満のバッティングはどうですか、と訊いたときだ。

「ロボットが違うんですから。ほどほどの生涯でしょ、おとななら。何も言うことないんですよね。おとなで自覚してやっているんですから。ほどほどの仕事をして、ほどほどの恋をして、ほどほどの月給をもらって、ほどほどのところで死ぬというのがおとなでしょう。ほどほどに練習して、ほどほどの待遇をいただく。それがおとなでしょうから。だから何も言うことはないですよ。ロボットが違うんだから」

 この「ロボット」がわかりにくかった。投手がボールを投げてくれば、機械のように正確にバットを振って打ち返さなければならない、という意思、あるいは打撃の魂を入れる器、とでも考えればよいのか。私のハートと同じロボットなら、私が学んだ打撃術も教えることができるが、そんなロボットではないでしょう、とも言った。おや、随分つきはなしてるな、と瞬間思った。

 素人がほどほどにわかろうとするのが、かえっていけないのかもしれない。

落合博満「打撃の極意」要点1

$
0
0

毎日放送「戦え!スポーツ内閣」第63回で落合博満氏が語った「打撃の極意」

 

1.構えた肩は動かすな。

 

「構えてから上体を捻ってしまうと、前肩とホームプレートの位置関係が崩れるから、ボールの見極めができない」というのが落合氏の理屈。

 

僕は「振り遅れるのが嫌」という理由で同じ意見だが、一流のバッターでも肩を動かす選手が僅かながらいる。

 

ミゲル・カブレラ(三冠王1回、MVP2回)はステップで膝や腰を開かないので、その分余計に肩を入れて“割れ”を作っている。

 

 

                   ↓

 

イチローは、デビュー当時大きく動いていた肩が年々動かなくなってきた。

 

2000年まで↓

 

2009年↓

 

2018年↓

 

中村剛也も最近は肩が動かなくなってきた。

 

2008年↓

 

2017年↓

 

イチローがデビューした頃、ピッチャーに大きく背中を見せながら踏み込んで行く姿を見て、「よくあれで振り遅れないな」と思っていた。

 

と同時に、「よくあんなに首が回るな」とも思っていた。

 

首の可動域以上に肩を入れてしまうと、顔が動いて目線がブレてしまう。

 

もしかしたら、落合氏の理屈はこういうことも含んでいるのかもしれない。

 

イチローや中村剛也が年々肩を動かさなくなったのは、MLB投手の速い投球動作や剛速球に対応するためだったり、反射神経の衰えを補うためなのだろう。

 

まあ、一流選手の大多数は動かさないから、止めておくに越したことはない。

落合博満「打撃の極意」要点2

$
0
0

毎日放送「戦え!スポーツ内閣」第63回で落合博満氏が語った「打撃の極意」

 

2.コック、ヒッチを使ってスイングに移る前の予備動作を入れろ。

 

まず、言葉の解説から。

 

“コック”というのは手首を親指側に傾けることで、反対に小指側に傾けることを“アンコック”という。

 

『科学する野球 実技篇』(1987年、ベースボール・マガジン社)47頁 図22

 

スイング初期に手首をコックすることで慣性モーメントが小さくなり、バットが振りやすくなる。

 

『科学する野球 実技篇』(1987年、ベースボール・マガジン社)44頁 図18-㋑

 

“ヒッチ”はグリップを上下に動かす予備動作のこと。

 

デビッド・オルテーズは大きくヒッチするので、わかりやすい↓

 

 

さて、落合氏は、強くスイングするためにアンコックしていた手首をコックするか、ヒッチすることを勧めている。

 

実際、落合氏本人も投球動作に合わせて手首をコックしてホームランを連発していた↓

 

 

しかし、あれだけ手首をアンコックして構えるバッターは珍しいし(八重樫幸雄中村紀洋くらいか?)、ヒッチに関しては「ヒッチするな」という指導に対するアンチテーゼなので、無意識にするならまだしも、意識的にする必要はない。

 

バッターは投球動作に合わせて、多かれ少なかれ予備動作を行うものだが、一流選手にもそれが大きい人と小さい人がいるのはご承知のとおりだ。

 

テッド・ウィリアムズは一時期バットをホーム側に傾けてからスイングしていた(手首は使っていなかったのでコックではない)が、ジョー・ディマジオはほとんどバットを動かさなかった。

 

ハンク・アーロンは僅かにコックしていたようだし、フランク・ロビンソンはヒッチしたが、ウィリー・メイズミッキー・マントル(左打席右打席はしなかった。

 

バリー・ボンズはヒッチしたが、ケン・グリフィー・ジュニアアレックス・ロドリゲスはしなかった。

 

王貞治はヒッチしたが、野村克也(7:25~)門田博光はしなかった。

 

と、こんなところだ。

 

大事なのはグリップをはじめとする上半身の脱力で、それによって各選手に合った自然な予備動作が生まれると考える。

 

「肩を動かすくらいなら、コックやヒッチを使うべき」というのが、落合氏の意図するところだろう。

落合博満「打撃の極意」要点3

$
0
0

毎日放送「戦え!スポーツ内閣」第63回で落合博満氏が語った「打撃の極意」 

 

3.バットを引き出すには手を使え、下半身主導はダメ。 

 

バッティングにおいて“下半身主導”というのは、スイングの最初に下半身が動くということ。

 

つまり、下半身の動きでスイングの初速を作り出すわけだ。

 

2016.10.21「打撃のエッセンス(1) なぜステップするのか」参照

 

で、これは落合氏の現役時代の連続写真↓

 

『連続写真で見る プロ野球20世紀のベストプレーヤー100人の群像』(2000年、ベースボール・マガジン社)

 

①から⑤にかけて手首をコックしながらバットを傾けていくが、肩は止まったままだ。

 

しかし、下半身を見てみると、でホーム側を向いていた左足がでは投手側を向き、右膝は投手方向に送られて、腰が開き始めている。

 

に移ると、さらに開いていく腰に先導されて肩が開き始め、バットも動き出す。

 

このとき、両腕の状態はと変わらずグリップが体から離れていないので、バットに初速を与えたのは下半身の動きであることがわかる。

 

そして、さらに腰が回ったでも右腕が畳まれているを見れば、手ではなく、腰に先導された肩の動きでバットを引き出していることは明らかだ。

 

この動作は2016.11.25「打撃のエッセンス(8) 投球線とスイング面」で書いたとおりの理想的なものだから、なぜ落合氏が“下半身主導”を否定するのか不思議に思われるかもしれない。

 

だが、一流選手が自分のやっていたこととは違うことを口にするのはよくあることだ。

 

そしてそれは、実際の動作と自分の感覚を混同して語っている場合が多い。

 

学生の頃読んだ『なんと言われようとオレ流さ』(1986年、講談社)で落合氏は、右肘が背中側に入るのが自分の悪い癖だと書いていた。

 

右肘が背中側に入ってしまうと、思い通りにバットが出てこないから速球に差し込まれる。

 

落合氏はこれを嫌って「手でバットを出す」感覚でスイングしていたのだろう。

 

しかし、2016.10.24「打撃のエッセンス(2) 腰を強く回すには」のような下半身の使い方ができない選手が実際に手でバットを出そうとすると、ただの手打ちになってしまう。

 

まず理にかなった下半身の使い方を教えたうえで、「これは感覚の話だが」と前置きしてからアドバイスするのが親切というものだろう。

落合博満「打撃の極意」要点4

$
0
0

毎日放送「戦え!スポーツ内閣」第63回で落合博満氏が語った「打撃の極意」

 

4.インパクト後、前足の膝を緩めろ(前の壁を作るな)。

 

落合氏はこの番組の中で、「前に壁を作れ」という指導にも苦言を呈している。

 

壁を作ろうと前足のつま先を閉じたままスイングしたら膝を壊すから、インパクト後、つま先を開いてしまえと言っている(「膝を緩める」という表現ではなかった)。

 

僕も、「壁を作る」という意識によって体重移動がしっかりできたり、前肩が早く開かなかったりするのならいいが、腰の回転が制限されるのはいけないと思う。
 
腰は回して打つものなんだから、つま先はスイングの後半で自然に開いていいんだよってこと。
 
ただ、反対方向へ打つことを意識したこの二人のスイングには明らかに“壁”が感じられる。
 
 

 
 

 
この二人はいつも、おへそを右中間に向けてスイングしようとしている。
 
あたかも左足の外側に“壁”があって、腰の回転を制御しているかのようだ。
 
それは、速球を右中間に打ち返すことを基本とし、内角球やチェンジアップなどの変化球は前でさばく(引っ張る)というプランを持っているからだと推測できる。
 
やり方によっては“壁”の意識も必要なんだな。

外野からの中継プレー

$
0
0

「Adrianza out at the plate」

 

クリックしてビデオ再生↓

 

一死一塁からの長打でホームに突入する走者を刺したエンゼルスの守備陣。

 

トラウトキンズラーマルドナードのリレーは完璧だった。

 

まず、センターのトラウトはクッションボールを捕った後、投げる方向へステップしてから投げている↓

 

これは同点の最終回で勝ち越しを阻止したい場面だから、少しでも早く返球したいというのが人情というもの。

 

焦ってステップもせずに肩を開いたまま腕の力だけで投げようとする外野手が多い中、トラウトほどの強肩の持ち主が、しっかりとカットマンに向かってステップし体重移動して投げている。

 

結果、素晴らしい送球がカットマンの胸の高さに行っている。

 

次に、セカンドのキンズラーはカットプレーが素早い↓

 

グラブから右手への握り替えも早いが、足運びのタイミングが良い。

 

半身で送球方向へ移動しながら捕球するが、その瞬間右足を浮かせているので、着地してから一歩で送球できる。

 

最後に、キャッチャーのマルドナードはタッチ後の動作に隙がない↓

 

タッチプレーの判定に気を取られることなく、バッターランナーの動きを警戒している。

 

終始理想的なリレープレーだった。

高めのボール

$
0
0

「Heyward's walk-off grand slam」

 

クリックしてビデオ再生↓

 

シカゴ・カブスのジェイソン・ヘイワードが9回裏2アウトからサヨナラ(walk-off)満塁ホームラン(grand slam)を放った。

 

打ったのは真ん中高めの、いわゆるホームランボール。

 

2点差だから最悪ヒットでも同点、長打警戒の場面で、投げちゃうんだね、そこに。。。

 

2016.01.03「なぜ高めのボールは打たれるのか」で書いた通り、ベルトより高いボールは誰でもスイング面投球線と合っちゃうから長打になりやすい。

 

打ちやすいんだよ、ハイボールは。

 

 

はい。 出典はサントリーHPです。

2018選手権予選組合せ

$
0
0

先週土曜日の抽選結果に時間と場所が加えられ、今日発表された(→東京都高野連HP)。

 

 

7月12日、ネッツ多摩昭島スタジアムの第2試合で都立石神井高校との対戦。

 

胸を借ります。

 

前回のブログで、角ハイボールを勧める井川遥さんの画像を貼ったのは、僕の予知能力です(都立石神井は彼女の母校)。

 

楽しみにしてます!

原点

$
0
0

「Kids' great catches in Oakland」

 

クリックしてビデオ再生↓

 

スタンドでファウルボールを捕って歓喜する少年たち。

 

アメリカの球場では、グラブを手にした子どもがボールの飛んでくるのを心待ちにしている。

 

メジャーリーガーのプレーを観るだけでなく、「ボールに触れたい」「参加したい」という純粋な欲求が伝わってくる。

 

僕らも、野球をはじめた頃はあんなにボールに触れたかったのに、1点差の9回裏2死満塁では、つい「自分のほうには打球が来ませんように」と思ってしまう。

 

野球の世界というのは、注目されるうえに結果がはっきり出てしまう厳しい世界。

 

失敗するリスクを考えると、純粋な欲求よりも周りの評価やチームへの責任のほうが重く感じられる。

 

しかし、とかくままならない“結果”よりも、野球人としての“原点”に焦点を合わせたほうが前向きに勇気をもってプレーできる。

 

“原点”とは、ただボールを投げたり捕ったり打ったりする喜びだ。

 

「打球を捕りたい」「次の打席が待ち遠しい」と思えれば、“結果”はおまけのようなもの。

 

「なぜ自分はユニフォームを着てここにいるのか?」

 

大事な場面になったら、こう自問してほしい。

中学生になった娘

$
0
0

先日、中学校に入学したばかりの娘が「iPhoneが欲しい」と言い出した。

 

なんでも、クラスの女子のほとんどがスマホを持っていて、部活の先輩とLINEを交換した1年生もいるらしい。

 

“スマホは高校生になったら”というのがわが家のコンセンサスなので、早速カミさんがこちらを謹製↓

 

 

「あー!アイフォンだー!動かないけど。。。ありがとう!」

 

いい娘です。

 

しかし次の日、学校で友だちに見せたら「紙じゃん」って言われたと聞いて、涙ぐむ両親でした。

 

「わー!ピンクなんて珍しくない?LINE交換しようよ!」くらい言って欲しかった。冗談通じねーなー

 

そんな娘の得意なことは他人の長所を見つけること。

 

友だちの良いところを見られるから、基本人間が好き。

 

指導者として見習うべき態度です。

 

“負うた子に教えられて浅瀬を渡る”んだね。

バウンドに近づかない

$
0
0

「Solarte's 2-homer night vs. Nats」

 

クリックしてビデオ再生↓

 

スイッチヒッターのソラーテが左右両打席でホームランを記録した試合だが、その間に打った打球を二塁打にしてしまったブライス・ハーパーの守備に注目(0:27~)。

 

センター右へのライナー性の打球が、大きくバウンドしてハーパーの頭上を越えていった。

 

2009.4.23「外野手その5」で書いた通り、外野手が判断を迷って中途半端にバウンドに近づくと、こんな結果になるから注意したい。

 

一方、このプレーとは対照的にライトのイートンのカバーリングは素晴らしかった。

 

常に「もしかしたら」という発想と、ひとつしかないボールに対する集中力を持っていたい。

2018選手権予選2回戦

$
0
0

本日、ネッツ多摩昭島スタジアムの第2試合で都立石神井高校に敗れ、今年の選手権予選が終了(→東京都高野連HP)。

 

6回の無死満塁を潰すなど、こちらの拙攻もあったが、9回裏の石神井高校の集中力は見事だった。

 

2年連続の初戦敗退。。。


深呼吸

$
0
0

「Martinez's 20th homer」

 

クリックしてビデオ再生↓

 

今シーズンからボストンで活躍中のJ.D.マルティネスが20号ホームランを放った映像だが、打席に入る前の深呼吸に注目。

 

呼吸を意識的に行うことで、無意識に働く自律神経のバランスを調整できることは広く知られている。

 

自律神経には交感神経副交感神経があって、活動したり興奮・緊張するときには交感神経が、休息中やリラックスするときには副交感神経が優位になる。

 

お腹を膨らませる腹式呼吸交感神経の働きを抑え、胸を膨らませる胸式呼吸はそれを活発にする。

 

だから、あがったりびびったりしている(つまり緊張しすぎている)ときには前者を、逆にやる気が出なかったり気分が乗らないときには後者を意識的に行うとよい。

 

どちらも自律神経のバランスを整えて集中力を発揮するのに役立つ。

 

で、J.D.マルティネス深呼吸は大きく一回の胸式呼吸

 

昨年、史上18人目の1試合4ホーマーを達成したときの映像を見ても、彼がこの呼吸法をルーティンとして行っていることがわかる。

 

 

 

 

これは、カールトン・フィスクが1975年のワールドシリーズ第6戦であの有名なサヨナラホームランを打つ直前に行った深呼吸と同じ。(1:00あたり↓)

 

 

マルティネスほどのスター選手なら年間500回以上ある打席であがってしまうことはないし、フィスクにしてもワールドシリーズという大舞台とはいえ、捕手という重労働をこなしながらの延長12回裏だから、腹式呼吸でリラックスするのではなく、胸式呼吸「よし!やるぞ!」と気合を入れているのだ。

 

また、深呼吸に合わせて上げた両肩をストンと落とし、上半身の脱力を獲得しているのも見逃してはならない。

深呼吸 その2

$
0
0

「Machado's 1st Dodgers HR」

 

クリックしてビデオ再生↓

 

この程アメリカンリーグ東地区最下位のオリオールズからナショナルリーグ西地区首位のドジャースにトレードされた若き大型内野手マニー・マチャド

 

今季前半オリオールズで24ホーマーの彼が打ったドジャースでの最初のホームラン映像だが、またもや打席に入る前の深呼吸に注目。

 

カールトン・フィスクJ.D.マルティネスと一緒なのだ。

アメリカ野球殿堂博物館

$
0
0

「2018 Hall of Fame Weekend」

 

クリックしてビデオ再生↓

 

この週末、今年殿堂入りを果たした面々を迎える式典がクーパースタウンであるらしい。

 

2010年に訪れたアメリカ野球殿堂博物館の映像を懐かしく見させてもらった。

 

「聖地巡礼(10) ダブルデイフィールド~野球殿堂博物館」

 

悔しかったのはこれ(2:52)↓

 

 

 

体の向きが違った。。。

 

あと、博物館の職員がベーブ・ルースだったというアイデアはよかったのだが、詰めが甘いというか・・・ちょっと完成度が低かったね。

 

 

でも、楽しませてもらいました。

見事なランダウンプレー

$
0
0

「Sox catch 2 Phillies in rundowns」

 

クリックしてビデオ再生↓

 

一死一・三塁からのサードゴロで三塁走者の挟殺開始。

 

三塁走者はうまく粘って一塁走者を進塁させたいが、レッドソックスの理想的な連係プレーで二人ともアウト。

 

実際に成功したことはないが、このプレーは高校時代、常に練習していた。

 

ちなみに、挟殺の鉄則はこちら↓

 

2011.1.25「ボーンヘッド撲滅委員会【守備編】(2)」

 

気持ちいいほど見事なランダウンプレーだった。

チーム2018総括

$
0
0

今年の選手権予選もたくさんの方々に応援していただき、ありがとうございました。

 

2年連続の初戦敗退、それも逆転サヨナラ負けということで、忸怩たる思いです。

 

この大会で【チーム2018】の一年が終わったので、簡単に総括を。

 

2017年7月27日、埼玉県立南稜高校との練習試合から数えること34戦11勝21敗2分

 

この野球部の監督として指導した5つ目のチームだったが、秋・春・夏の公式戦で一勝もできなかったのは初めて。

 

最弱のチームだった=最弱の監督だった。

 

しかし、驚いたのは選手権予選での応援。

 

一昨年、初めて吹奏楽部やチアダンス部の有志が参加して盛大な応援をしてもらったが、今年はその倍以上の生徒が駆けつけてくれた。

 

しかも、一昨年は土曜日だったが、今年は木曜日。

 

期末テストの翌日だ。

 

 

僕は外部指導者なので学園内のことは察するしかないのだが、この応援が3年生たちの学園での振る舞いや人間関係を象徴しているのだと感じた。

 

試合の後、野球部の着替えや後片付けを待っていた吹奏楽部とチアダンス部が彼らを取り囲み、お互いに感想と感謝の言葉を述べ合う光景は、この5年間で初めて目にするものだった。

 

 

「本気でしていると誰かが助けてくれる」

 

監督として6年目を迎えるこの野球部がどう変わってゆくのか、期待を持って見守りたい。

 

Viewing all 384 articles
Browse latest View live